BASICS
BASICS
ベーシックスは、私たちの共有する価値観です。この会社における全ての行動は、このベーシックスに照らし合わせて、行なって下さい。「ベーシックスに従って行動してるか?」は、必ずしも簡単な事ではありません。
なぜこのような事を重視するのか?答えは簡単です。優れた企業、エクセレント・カンパニーと呼ばれるような企業はみなやっています。一般的に価値観から行動が生まれ、行動から現実世界での結果が生まれます。ある価値観からは優れた結果が生まれ、別の価値観からは悲惨な結果が生まれます。なので優れた結果を生む価値観を共通のものとして示しておく事は重要だと考えます。行動をこと細かに指示するという方法もありますが、それは現実的に不可能で、未知の事には全く対処できません。なにより窮屈じゃないですか。
組織で働くということは、(顧客に奉仕するということは)その組織、顧客と結婚するようなものです。1日の中で最も多くの時間を使います。結婚と同じく、お金があって価値観が合わないより、お金は普通でも価値観が合ってる方がいいですよね。ところが、ビジネスの世界の現実は、価値観が合う人間が集まったほうがお金も多く生み出せるのです。
つまり共有の価値観を持つことは、経済的にも心理的にも、日々の充足感という意味でも、極めて理にかなったことなのです。
ベーシックスを実現するよう、日々、心がけることが私たちの事業の成果や、この組織での評価が決まります。
これらは生きた価値観です。なので日々、実践を心がけるだけでなく、おかしい、合わないと思ったら、毎年、アップデートさせていきます。
ベーシックスが具体的な行動指示ではなく、抽象的な概念になっているのは、あなたに行動ではなく「考え方」を示しているからです。好ましい考え方、好ましい価値判断として提示したのがベーシックスです。なので、日々の行動や判断、意思決定は、ベーシックスを基にあなた自身が考えて行動してください。
これは、あなたが誰に指示されなくても、主体的に考えて、主体的に行動をとるための指針です。